真空装置のフロン対策

真空装置のフロン対策はお済みですか?

フロン排出抑制法により、2020年以降HCFCガスは先進国で完全に生産、消費が抑制されます。
モントリオール議定書・キガリ改定により、先進国では、2019年1月以降のHFCガスの生産、消費、輸入が抑制されて、2029年以降には70%の削減が義務付けられております。

「フロン排出抑制法」 「モントリオール議定書・キガリ改正」とは?

「フロン排出抑制法」
オゾン層保護、地球温暖化対策の目的で、平成27年(2017年度)4月に全面施行されました。これにより2020年以降、HCFCガス(R22冷媒)は先進国で生産、消費が禁止されます。
2020年以降、HCFCガスが使用されている真空装置用冷凍機でガス漏れが発生した場合、冷媒ガスの充填ができなくなります。

「モントリオール議定書・キガリ改正」
2016年10月に、地球温暖化の観点から代替フロン(HFCガス)を新たに規制対象とする改正提案が採択され、2019年以降HFCガスの削除目標を定められました。
先進国は・・・2019年から10%,2024年から40%,2029年から70%の削減目標となります。
今後、HFCガスを使用している真空装置用冷凍機でガス漏れが発生した場合、冷媒ガスの充填が困難になることが予想されます。

真空装置用冷凍機を、今すぐ交換しないといけませんか?

実は、フロン排出抑制法が施行された2017年4月~現在に至るまでHCFCガス(R22冷媒)を使用した真空装置用冷凍機の多くが現役で稼働中で、2020年以降も使用することは可能です。
ただし、フロン排出抑制法により管理者(使用者)に対し、「冷凍機、および空調機の点検を行い、管理する義務」が課せられており、3か月に1度の「簡易点検」と1年に1度の「法定点検」の2種類が義務付けられています。
さらに、万が一、HCFCガスが漏れだした場合の報告義務も課せられました。

真空装置用冷凍機の定期点検(法令点検)、簡易定期点検受付中

フロン排出抑制法で定められた「定期点検(1年に一度の割合)」「簡易定期点検(3か月に1度の割合)」を承っております。
冷凍機専門の技術者による点検の機会をぜひご利用ください。